ROUNDDOWN(ラウンド ダウン) エクセル関数の使い方

ROUNDDOWN(ラウンドダウン)は、数値を指定された桁数で切り捨てます。
使い方はTRUNC()関数と同じですが(TRUNCは桁数が0の時省略できます)
四捨五入はROUND切上げはROUNDUPと覚えやすいのでROUNDDOWNの説明です

・関数ROUNDDOWN(ラウンド ダウン)
・書式=ROUNDDOWN(数値,桁数)
・内容数値を指定された桁数で切り捨てます
使い方
数値は数字であることが条件で漢字やカナなどの文字列は使えませんが、全角の数字は数字として認識されます。
 例)=ROUNDDOWN("123456",-2) 結果は 123400

桁数は小数点以下を数えます
 例)=ROUNDDOWN("3.1415926535",3) 結果は 3.141

小数点以上を指定する場合 -(マイナス)で指定します
 例)=ROUNDDOWN("123456789",-3) 結果は 123456000

サンプル
  A B C D E F G
1              
2     国語 算数 理科 社会  計 
3   鈴木 87 75 70 90 322
4   佐藤 76 69 65 72 282
5   小林 60 88 90 62 300
6   高橋 98 95 95 90 378
7   平均 80.2 81.7 80.0 78.5 320.5
・上記サンプルの平均行の数式
 平均値の数式「AVERAGE(C3:C6)」を小数点以下1桁目で切り捨てます
 セルC7 =ROUNDDOWN(AVERAGE(C3:C6),1)
 セルD7 =ROUNDDOWN(AVERAGE(D3:D6),1)
 セルE7 =ROUNDDOWN(AVERAGE(E3:E6),1)
 セルF7 =ROUNDDOWN(AVERAGE(F3:F6),1)
 セルG7 =ROUNDDOWN(AVERAGE(G3:G6),1)

   一般的な使用例は消費税の計算です
 また上記のようにテスト平均点など平均80点以上が合格とした場合
 四捨五入やセルの初期設定では平均が79.95の場合80になってしまい
 平均80点以上が合格の条件に当てはまらないのに合格になってしまいます
 数値で合否判定するときなどはROUNDDOWN関数で切り捨てます

 点数での合否判定にはIF()関数を組み合わせて使います
 IF()関数の使い方のページをご覧ください

 小数点以下の桁数が違うと表の見栄えが悪くなります
 小数点以下をそろえることで見やすくできます。

ROUNDTOPROUNDUP
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